月経外来
月経外来とは?
毎月の月経は、からだと心の状態を映す大切なサインです。
「痛みが強い」「出血量が多い」「周期が不規則」「生理前の不調がつらい」——こうしたお悩みは珍しいことではありませんが、放置すると貧血、子宮内膜症、子宮筋腫の悪化、不妊などにつながることもあります。
月経外来では、生理痛(月経困難症)、過多月経・過長月経、月経不順(頻発/稀発/無月経)、PMS(生理前の心身の不調)、不正出血、排卵痛、おりものの異常など、月経に関連する症状を当クリニックの女性医師が総合的に診察いたします。


月経困難症とは
月経に伴い、下腹部痛・腰痛・嘔気・頭痛などを感じ、仕事や学校生活に支障が出る状態を指します。痛みがただの生理痛を超える場合は「病的」と考えられます。
機能性月経困難症とは
(月経困難症の90%超)
機能性月経困難症とは、初経後1~3年内に始まりやすく、子宮や卵巣に明らかな病気(子宮内膜症など)がないのに、月経時に強い痛みや頭痛、吐き気などの症状が出る状態で、主に子宮を収縮させる物質が過剰に分泌されることが原因です。特に若い女性に多く、月経痛で生活に支障が出る場合は婦人科受診が推奨されます。
器質性月経困難症とは
(原因疾患あり)
子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫など、子宮や卵巣、骨盤内に存在する特定の病気が原因で起こる、ひどい生理痛のことです。原因となる病気があるため、生理痛が徐々に悪化したり、生理期間外にも痛みを感じたり、過多月経や性交痛を伴うこともあり、30代以降に多く、放置すると不妊の原因にもなるため、婦人科受診が重要です。

月経前緊張症(PMS)
月経前緊張症とは、月経スタート前3〜10日の間に繰り返し生じる心身の不調で、生理が始まると改善する周期性が特徴です。 乳房の張り、むくみ、腹部膨満感、頭痛、イライラ、気分の落ち込み、不安、集中力低下、甘いものへの強い欲求などがあります。
受診すべき症状とは
症状が強く、仕事や学業に支障がある
鎮痛薬だけでは改善しない
精神的な落ち込みや不安が強い
毎月の症状で生活の質が低下している
なにが原因か?
明確な原因はわかっていませんが以下の複合要因が考えられます。
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の急激な変動に対する過敏反応
睡眠不足やストレス、栄養の偏りなど

生理の移動
旅行や試験、結婚式、スポーツ大会など、大切な予定と生理が重なってしまうことはありませんか?
月経移動は、生理のタイミングを安全に調整する方法です。
月経移動は早めのスタートがカギ。お早めにご相談ください。
月経を早める方法
前回の生理開始から5日以内にピルを服用開始
最低10日間連続で服用
服用終了後、2〜3日で生理が始まります
この方法はイベント当日の服用が不要なので、体調への影響が少ないのが特徴です。
月経を遅らせる方法
次の生理予定日の5〜7日前から服用開始
イベント終了まで毎日服用を継続
服用終了後、2〜3日で生理が始まります
この方法は急な予定にも対応できますが、イベント中も服用が必要です。
こんな症状は早めにご相談ください
- 痛みで学校・仕事・家事がつらい/鎮痛薬が効きにくい
- 出血量が多い(夜用ナプキンが短時間でもたない、血の塊が出る、期間が8日以上)
- 生理不順・無月経(周期がバラバラ、3ヶ月以上生理がない)
- 生理前の不調(イライラ、落ち込み、むくみ、頭痛、眠気など)が毎月続く
- 不正出血や性交時の痛み、おりものの色や匂いの変化
こうした症状の背景には、ホルモンの変動、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺機能異常、体重変動やストレスなどが関わることがあります。早期の受診が安心につながります。
当院でできること
問診
症状の強さ、生理周期や出血量、生活・学業・仕事の状況、既往歴や服薬状況をお伺いし、月経による心身の不調に関する診察を行います。
検査
血液検査(ホルモン・貧血など)、尿検査、超音波検査(子宮・卵巣の評価)、必要に応じて子宮頸がん検査、おりもの検査、甲状腺機能検査などを行います。女性医師が行いますのでご安心ください。
治療
鎮痛薬、止血薬、低用量ピルなどのホルモン治療、漢方薬等により、症状の改善を図ります。
連携
高度な治療や手術が必要な場合は、専門医療機関へ速やかにご紹介いたします。
診療の流れ
困りごとを具体的にお聞きします。基礎体温や月経アプリの記録があればどうぞご持参ください。
必要に応じて採血・尿・超音波などを実施。性交経験のない方や若年者には経腹エコーで配慮いたします。
原因やリスクをわかりやすくご説明し、薬物療法/生活改善/フォロー間隔をご提案。
症状と副作用のバランスを見ながら、定期的に見直します。
受診の目安とセルフチェック
「生活に支障がある」時点で相談して大丈夫です。
ナプキンの交換回数や痛みの強さ、PMSの時期と内容をメモしておくと、診療がスムーズです。
3ヶ月以上の無月経、閉経後の出血、夜間に頻繁な出血、強い下腹部痛が突然発生した際は、どうぞ早めの受診を。
ご予約・お問い合わせ
「少し気になる」段階でも構いません。早めの相談が安心につながります。
ご予約はお電話でお気軽にどうぞ。あなたのライフプランに寄り添い、適切な方法を一緒に考えます。
